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2009年9月23日水曜日

I Saw Her Standing There

 また別の1曲目。

 赤盤に飽き足らなくなってから徐々に従弟と分担してアルバムを揃えたから、この曲に出会う順番としてはベツに1曲目でもなんでもない。俺が最初に買ったのはSgt. Pepper、従弟は確かFor SaleかMagical Mystery Tourだったからこの曲は比較的後だったと思う。ただラジオや、良く見ていたアニメビートルズで出会っていた可能性はあるけど。

 でも他のビートルズの曲に比べて「1曲目」というイメージがことさらに強いのは多分あのカウントのせいに違いない。アレはきっと俺の耳に「ザ・ビートルズ始まるよ!」という意味に聴こえているのだ。

 マニア的に聴くと非常に恵まれた曲で、デビュー直前のライヴが2テイク、ホームデモ、スタジオセッションがテイク1〜12まで全て、それから数々のライヴヴァージョン(公式にも2ヴァージョン)、それからポールのソロだけでなくレノンやジョージによるライヴまでもが世に出ていて、聴き比べる楽しさがある。

 でも不思議と一番はつらつとしてるのが公式テイクなんだよなぁ。ヘタなライヴよりライヴっぽいのは事実上スタジオライヴなんだから当然かもだけど、もしかしたら勝手知ったるステージよりレコーディングスタジオの方が新鮮味、喜びがあったのかも知れない。それが音に出てるのかもね。
 
 この曲のスピード感は実はアタマ、カウントの後に半拍喰ってスタートするからなんだよ、という話を何かで読んで目から鱗。アレはギターだけど、この曲やるときにギタリストが喰わない場合は必ずあの半拍をスネアかバスドラで入れることにしている。ゴーストノート的に入れるだけでも結構効果があるんだよな。

 あとこの曲、レコードでは全然バスドラが聴こえないんだけど、ライヴではバシバシ入っている。ポイントはギターソロ中盤でかなり意図的にアクセントとして入れてるところ。アレを入れるとエラい格好良くなるので絶対真似したい。

Love Me Do

 結局この曲なのだ。そりゃあ今聴けば、楽曲としてのレベルはイマイチだし、演奏だってショボいっちゃあ、ショボい。名曲ではないよね。

 でも、俺にとってはやっぱりコレから始まった。ビートルズが結局コレから始まったのと同じで、俺もコレから始まったというのは幸福なのかも知れない。

 ビートルズにとっては勿論記念すべきデビューシングル。俺にとっては赤盤の1曲目。従弟の家の車で赤盤のカセットを聴いて、そこから全てが始まった。俺は11歳だった筈だ。

 Love Me Doが衝撃だったのか、赤盤が衝撃だったのか。でも最初の頃はとにかくこの曲〜She Loves Youまでの4曲が大好きで、まあ子供の脳味噌に最初の4曲しか入り切らなかっただけかも知れないけど、それでもやっぱり、特別だったんだよね、あの頃は。

 シングルヴァージョンはリマスターで聴いても所詮は板起こしでこもりまくってるねぇ。この曲だけは一生音は良くならないんだろうな。それに比べてあるバムヴァージョンのクリアなこと。その分アンディ・ホワイトに分が良く聴こえてしまうけど。それにリンゴのタンバリンも入ってるから音が厚いし。あとポールが慣れて来てる。絶対二度目のセッションでもう一度リンゴに叩かせてたら少なくともこれと同じくらいには良かったと思うんだ。